日本性格心理学会第6回大会プログラム

公開講座 特別講演 公開シンポジウム ジョイント・シンポジウム




公開講座

(10月10日:14:30 - 16:30  仁愛ホール)

「中・高校生の心理と行動」

司会 山岡  淳  (文京女子大学)
演者 大村 政男  (文京女子大学)
 
 大変な時代に生きる、現代の中・高校生。最近、日本のいたるところで心凍りつくような事件が多発している。学校においても家庭においても難しい課題を抱え、中・高校生自身はむろんのこと教師や親も、どう対処してよいのか悩み、自信を失いかけている。
 子どもの将来は世界の将来であることから、中・高校生の心理と行動についてともに考えてみましょう。

中・高生、教師、親、どなたでも参加できます。公開講座のみの参加希望者は、資料代として100円を当日受付にてお支払いください。


特別講演

(10月10日:13:15 - 14:30  仁愛ホール)

「若き研究者へ:詫摩先生を囲んで」

司会 浜  治世 (文京女子大学)
演者 詫摩 武俊 (東京国際大学)
 日本を代表する性格心理学者・詫摩武俊先生が、若かりし頃に性格を研究しようとした動機や、現在まで長きにわたって何を目指し、どのように研究を続けてこられたのか、また、数多くの立派な研究者を輩出されてきた秘訣、今後の性格心理学の展望など、詫摩先生の過去、現在、未来を自由気ままに語っていただく。


公開シンポジウム

(10月11日:13:30 - 15:30  仁愛ホール)

「アダルト・チルドレン −性格形成と家族−」・・・1

 アダルト・チルドレン(AC)という臨床現場から生まれた概念が社会的にポピュラーとなり、様々な議論がなされている。アダルト・チルドレンとは「幼いときからの家族関係(特に親子関係)に強く影響を受けて、生きづらい人生を送っている人々、生きづらいことの理由を自分だけに求め自分を責めて生きている人々」を意味する言葉である。従って、この概念は臨床現場に特有のものではなく、性格心理学の基本的かつ古典的問題である「性格形成と家族」と深くかかわるものでもある。本シンポジウムでは、アダルト・チルドレンが社会的な関心をよんでいるこの機会をとらえ、「性格形成と家族」というテーマについて改めて検討したい。臨床実践からの問題提起、性格心理学における位置づけ、最近の比較文化的発達研究の知見を踏まえて、特に「現代日本家族と、そこでの性格形成」を中心に議論したいと考える。
企  画:
日本性格心理学会経常的研究交流委員会
話題提供:
@信田 さよ子(原宿カウンセリングセンター)
 「日本のアダルト・チルドレン」
A詫摩 武俊(東京国際大学)
 「性格心理学における“性格形成と家族”」
  
B柏木 恵子(白百合女子大学)
 「日本の子どもの自己形成」
 
指定討論:越川 房子(早稲田大学)
司  会:矢澤 圭介(立正大学)

どなたでも参加できます。公開シンポジウムのみの参加希望者は、資料代として100円を当日受付にてお支払いください。


日本発達心理学会・日本性格心理学会
ジョイントシンポジウム

(10月11日:10:30 - 12:30  AV教室)
 

「『相互作用』を考える」・・・4

 
企  画:
安藤 寿康 (慶応義塾大学)
話題提供:
小島 康次 (北海学園大学)
小林 亮  (慶応義塾大学)
堀毛 一也 (東北福祉大学)
指定討論者
中垣 啓 (国立教育研究所)
渡邊 芳之 (北海道医療大学)
 経常的交流委員会が企画する発達心理学会とのジョイント・シンポジウム。
心理学の諸領域で多様な用いられ方をされている「相互作用(interaction)」概念を再検討する。

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