公開シンポジウム


第2日(9月19日) 2:30 〜 4:00   114中講義室
育英短大保育学科 + 群馬県私立幼稚園協会共催

子どもの主体性としつけの統合問題を考える


 
企画趣旨
 比較的最近まで乳幼児期は、重要な時期であるとは専門家はともかく一般的には考えられていなかったと言ってよい。なぜか。学歴主義がつい最近まで大手を振るっていたからである。そこで、どうしても知識を授ける時期が重視されてきたことになる。
 しかし、ここに来て一段と乳幼児期に対する価値が上がってきている。それも人格形成の観点からであった。ここしばらくの青少年達の事件の多発がその契機である。
 そのような中、小学校での「学級崩壊」が報道され話題になった。席に着いていられず、授業が展開できないと言う。強健な男性の先生すら登校拒否を生んでいる例さえあるいう。一方で親の子育てが、問題となり、他方でその前段としての幼稚園が問題とさえなっている。幼稚園の自由性を問題視する声なき声が挙がっている。
 そもそも子どもの自主性や主体性とは何か、そのためにある「指導」に代わる「援助」という概念、それは何を意味し、所謂「しつけ」という観点とどのように統合されるものか、ご一緒に考えてみたいと思う。
 
話題提供者
幼児教育という観点の確認の立場から
幼稚園教育要領は、どのように読んだら良いのか、理解しているようでなかなか難しいこの問題から考えてみたい。
育英短期大学  櫛淵かりな

幼稚園にみる子どもとその親達の実態の立場から
子どもに愛情のない親はいない。しかし、その愛情の表現の下手な親は大勢いるようである。とりわけ叱れない親は多い。叱ることで子どもが駄目になるように思えているからである。今時の親達の実態とその子どもの姿について述べたい。
清華幼稚園  桑子美佐子

青年期の問題を通して
子どもの理解者は子どもである。子ども同士がお互いに成長へと発展できる関係づくりをさせるために大人はどのように動いたら良いかを、学校カウンセラーの立場から述べたい。
文教大学  森川 澄男

企   画:足利短期大学   清水敦彦
企画・司会:育英短期大学   中村 明


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