個性と障害のはざま
発達障害児の育ちの現場から


2005年度 公開講習会

この企画は終了しました

内容

企画趣旨

 『ひとりひとりの「個性」を大切に』ということや『ありのままを受け入れる』ということは、保育や教育の現場においてよく述べられ、強調されることである。しかしその一方で、子どもたちの行動が"気になったり"、なにかしらの"問題"を感じたとき、それを「個性」としてとらえようとしても(あるいはとらえてほしいと願っても)、日々の保育や教育が成り立たない現実があるときに、結局は「問題」や「障害」の方が強調されてしまうこともある。さらに、一旦「障害」や「問題」という視点で見てしまうと、「治す」「改善する」ということにとらわれ、目の前の子どものありのままの姿が見えなくなってしまうこともあるだろう。ひとりの子どもをとらえようとしているにもかかわらず、なぜどちらか一方が強調されてしまうのだろうか。しかし、「個性」と「障害」の関係は、簡単に「障害も個性」あるいは「障害ではなく個性」と言い切れるものでもない。本シンポジウムでは、発達障害児の育ちの現場に焦点をあて、彼らに向き合うとき、「個性」と「障害」の関係をどのようにとらえていけばよいのかということについて考えていく。

*本研修会は、臨床発達心理士資格更新研修会(0.5ポイント)です。 また、臨床心理士認定協会の定める1日ワークショップとしても認定されています。

話題提供

 上野一彦(東京学芸大学)
 久保恭子(共立女子大学短期大学部)
 渡部信一(東北大学)  

指定討論

 佐藤幹夫(フリージャーナリスト)  
 本郷一夫(東北大学)  
 山上雅子(京都女子大学)

司会

 菅野幸恵(青山学院女子短期大学)

詳細

日時

 2006年3月4日(土) 午後12時〜午後5時 

場所

 青山学院女子短期大学 北校舎2F N202教室  
 渋谷駅東口より徒歩15分(JR線・東急東横線・京王井の頭線・田園都市線)  
 地下鉄表参道駅B1出口より徒歩5分(銀座線・千代田線・半蔵門線)

定員

 150名

参加費

 2000円(日本パーソナリティ心理学会or日本質的心理学会の会員は500円)

申込方法

 この企画は終了しました。多くの皆様にご参加いただきました。ありがとうございました。

お問い合わせ先

 青山学院女子短期大学 菅野幸恵

主催

 日本パーソナリティ心理学会 経常的研究交流委員会
 日本質的心理学会 研究交流委員会

 
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