編集委員会からのお知らせ

編集委員会委員長 黒沢 香


 すでに第7回大会における総会で報告したことですが、あらためて会員の皆様に編集委員会からお知らせいたします。

◎新しい編集委員会が発足しました。

第7回大会にあわせた編集委員の交代により、
新しい編集委員会は次の40名になりました。
(ABC順、新=新任、他は再任、常=常任編集委員)

東江平之(名桜大学)           天羽幸子(青山教育研究所)
榎本博明(大阪大学)           藤田主一(城西大学)
林文俊(愛知工業大学)          飯野晴美(新常、明治学院大学)
角山剛(常、東京国際大学)        川野健治(新、早稲田大学)
木島伸彦(新、障害者職業総合センター)  菊池章夫(新、岩手県立大学)
岸本陽一(新常、近畿大学)        越川房子(新、早稲田大学)
工藤恵理子(新常、青山学院女子短期大学) 黒沢香(常、千葉大学)
松田浩平(文京女子大学)         森田義宏(梅花短期大学)
村上宣寛(新常、富山大学)        中里克治(岩手県立大学)
沼崎誠(東京都立大学)          尾見康博(新、山梨大学)
大野木裕明(福井大学)          長田久雄(東京都立保健科学大学)
斎藤耕二(常、白百合女子大学)      酒井春樹(常、札幌大学)
生和秀敏(広島大学)           下斗米淳(新常、専修大学)
白樫三四郎(大阪大学)          首藤敏元(新、埼玉大学)
園田明人(新、静岡県立大学)       菅原ますみ(常、国立精神・神経センター)
杉森伸吉(東京家政大学)         杉山憲司(新、東洋大学)
鋤柄増根(新、名古屋市立大学)      丹野義彦(常、東京大学)
寺崎正治(川崎医療福祉大学)       戸梶亜紀彦(新常、広島県立大学)
外島裕(新、日本大学)          辻平治郎(新常、甲南女子大学)
上村佳世子(常、文京女子大学)      山岸明子(順天堂医療短期大学)

◎ショートレポートも抜き刷り20部を贈呈することになりました。

 かねてから編集委員会が希望してきたショートレポート抜き刷りを著者に贈呈することが、第7巻1号から実現しました。これですべての著者が20部の抜き刷りを受け取ることになります。より多くの部数を希望する場合には、印刷会社に注文することができます。なお、これは論文の長さについての規定補足(下記)を前提にしています。

◎論文の長さについての規定に補足がつけられました。

 常任理事会で承認され、大会総会でも報告された補足は次のようなものです。すでに性格心理学研究第7巻1号の巻末(56頁)に掲載されていますが、これから投稿なさる方は特にご注意くださるよう、お願いします。
 原著等の長さは、でき上がり10頁までを原則にしています。12頁(図表等を含め原稿用紙換算で46.5枚、約18,500字)を超える場合には、常任編集委員会の承認が必要になります。今後は、12頁を超える分につき、実費(1頁あたり1万円程度)を負担していただくことになりました。
 また、ショートレポートは今後も「見開き2頁」を原則とし、これより長いものは認めません。これは原稿用紙換算で11.5枚(4,500字)まで可能です。ただし、常任編集委員会の承認をえて、図表などを付録添付資料として、他の頁(編集の都合上、本文につながらない場合もあります)にのせるケースもあります。特に図表等に大きくスペースを取られますので、投稿者は十分に注意して原稿を作成してください。
 これらの原則は第7巻2号から適用されます。投稿される方は、添付票に総文字数(表題・要約・本文・引用文献の部分+換算した図表部分)を記載するよう、お願いします。

◎論文の審査基準について

 編集委員に論文審査をお願いする際に、「審査にあたって」という文書を添付しています。編集委員会では、投稿者が参考にできるよう、会員に公表することにしました。
 審査にあたっては次の各点に留意し、投稿者に対する総合的な評価の中でコメントするようにお願いします。
(1)研究テーマのユニークさ: 新しい研究領域を開拓しているか。
   従来の研究領域に新しい展開を提案しているか。新鮮な着想があるか。
(2)理論・論理展開のユニークさ: 独自の理論を提唱しているか。
   既存の理論・研究を統合するような、新しい視点を持っているか。
(3)方法論のユニークさ: 新しい研究方法を開発しているか。
   古い研究方法を、従来にない形で応用しているか。
(4)データの貴重さ: これまでにない研究対象をサンプルしているか。
   大量のデータを収集しているか。横断的・縦断的研究を行っているか。
(5)その他の留意点
a.形式にとらわれず、着想・アプローチ・理論その他の発展性を評価する。
b.論文の不十分な点については、できるかぎり修正点として投稿者に伝える。
c.論文としての文章上の表現に問題はないか。
d.書き方に冗長な点、あるいは簡略すぎ理解しにくい点がないか。
e.表現は内容をよく表しているか。
f.不必要または不備な図表はないか。
g.要約、引用文献、英文アブストラクトが適切に書かれているか。

その他
(A)論文の種類(原著等)については、常任編集委員会の判断におまかせください。

(B)投稿原稿に誤りを指摘したり、ご意見を記入されても差し支えありません。

(C)審査の過程はより良い論文を掲載できるよう、改善・修正するためのものと考えます。修正再審査の範囲をできるだけ広く解釈し、不採択を避けることが望ましいと考えます。

(D)修正の指示については、(。)明らかな間違いの訂正(根拠を示してください)、説明の追加(明確な指示をお願いします)など、必ず加筆・修正すべきものと、(「)直したほうがよいと思われるもの(疑問点、検討点、感想、意見など)を、できるだけ明確に分けるようにしてください。

(E)常任編集委員会での評価が不採択以外の場合には、常任編集委員から1名、担当委員が任命され、今後の修正作業を担当し、論文を掲載可能な形にします。修正再審査の場合には、担当委員から審査者に直接お願いすることにな りますので、よろしくお願いします。

◎その他に、編集委員会が決めたこと

(1)ごく少数ですが審査報告が遅れるケースがあり、それらの事例を検討し、今後の対策・対処方法を明確化しました。
(2)現在の匿名審査に加えて、投稿者の希望により「記名審査」の制度を置く可能性を検討しましたが、匿名審査制度と担当委員制度がうまく機能している現状において、特に記名審査の制度を導入すべき理由がないことなどから、 新しい制度は設けないことに決定しました。
(3)審査終了後の審査者公表についても、現在は編集委員のみが審査を行っていること、投稿者は担当委員と直接やりとりをしていることなどから、これ以上の公表は必要ないし意味を持たないという意見が多数となり、行わないこ とにしました。(なお、編集委員個人をよく知ってもらうため、上記の所属機関つきリストを今回含めました。)
(4)学会理事と編集委員に対するアンケート調査にもとづき、展望論文を依頼論文とはしない、特集号は企画しないなど、当面の編集方針を決定しました。
(5)すでに前回のニュースレターでお知らせし、第6巻2号からの編集規定にありますように、性格心理学研究に掲載された論文の著作権は日本性格心理学会に帰することになりました。そのため、掲載論文の著者等によるホームペ ージ公開は行わないようにお願いし、すでにホームページ公開された論文を投稿する際には、十分な改稿を求め、改稿が十分かどうかは常任編集委員会で適宜、審査・検討することにしました。

◎1998年10月末の論文審査状況について

 第7巻2号に向けて、現在掲載が決定した論文はショートレポートが1本です。その他にショートレポートは5本が審査中です。原著は現在6本が審査中で、まだ掲載が決定した論文はありません。
 以上のように「手持ち」の原稿は少なめです。性格心理学研究を今後も年2号を発行していくためには、安定した投稿論文の供給が必要です。前号にも書きましたが、ほとんどの論文が投稿から数カ月、早いものは1〜2カ月で掲載が決定しています。
このように掲載までの期間はたいへんに短くなっていますので、ふるってご投稿くださるよう、お願いします。なお、投稿先はこれまでどおり、日本性格心理学会の事務局(文京女子大学人間科学部心理学教室内)ですので、お間違えのないよう、お願いします。

◎最後に

 編集委員会では会員の皆様からのご意見をお待ちしております。審査中論文の問い合わせも、編集委員長あてに、
電子メール:kurosawa@bun.L.chiba-u.ac.jp
または
電話・FAX:043-290-2285 でどうぞ。

以上


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