理事長挨拶

理事長 松山義則(同志社大学)


 昨年9月、日本性格心理学会において、理事長に選出されました。よろしくお願いを致します。
 性格、あるいはパーソナリティの問題は、ギリシアの時代から現代に至るまで常に変わらず人びとの関心を強く集めてきた、古くして新しい研究対象であると存じます。その研究課題は、性格の定義、その構造や機制、性格の形成や類型をはじめ、広範囲にわたっています。また性格、あるいはパーソナリティについての研究方法も多様であり、研究者がそれぞれの手法を用いてその解明に対処しています。心理学の数多くの研究領域とも密接な関連をもち、臨床的な諸問題においても避けて通れない研究主題であります。
 このような課題に広く関心をもつ研究者の人びとがこの学会に参加され、それぞれの貴重な研究結果をもち寄り、熱い論議を深められ、性格研究の体系樹立の実現に向かって、学会員相互の友情を厚くして下さるものと存じます。
 日本性格心理学会が会員の方がたのご協力によって、ますます発展しますよう心から願います。
 


Homeへ戻る 前のページへ戻る