第2に、実質的な私の処女作は、この研究であるということです。処女作というのは、緊張が過度にあるためか、「力み」「無駄」「理想の追求」など、様々な、執筆を阻害する要因が絡んでしまいます。力むこと自体は悪いことではありませんが、論文を出したいのであれば、良くも悪くも、「開き直り」や「あきらめ」が必要になってしまいます。「Publish
or Perish」という有名な格言があり、それを重々理解はしてはいましたが、処女である私にとって、多大な労力を投入すればするほど、執筆を阻害する認知が出てきてしまうのは、致し方ないことでした。