日本性格心理学会
第7回大会プログラム
日本性格心理学会第7回大会開催にあたって
この度、日本性格心理学会第7回大会を大阪学院大学にて開催させていただくことになりました。諸般の事情により、会場を吹田市文化会館メイシアターにお借りしております。快く会場をお貸しいただきました吹田市教育委員会に、お礼を申しあげます。
本大会では準備委員会としまして、公開シン|ジウムと公開講演を企画いたしました。最近、文化心理学という言葉を耳にしますが、文化と人間のパーソナリティの結びつきは過去何度も研究の俎上に上がってきた課題でもあります。そこでこの大会では、「文化とパーソナリティ」というタイトルで公開シンポジウムをおこなうことにいたしました。話題提供をお願いします先生方は、発表順に京都大学の北山忍先生、東京大学の箕浦康子先生、京都女子大学の星野命先生です。
公開講演は甲子園大学の木下富雄先生にお願いいたしました。木下先生は社会心理学が主な専攻領域でいらっしゃいますが、非常に幅広い視野で研究を積み重ねてこられた方で、今後のパーソナリティ研究に対するご示唆が得られるものと考えております。
私どもの大学は、心理学専攻がございませんが、広く関西地区の先生方からの応援を得ることが出来ました。先生方には何かと本務校でお忙しい中、快く準備委員就任をお引き受けいただきましたこと、深く感謝をしております。
昔から祭りにはお酒がつきものです。学会の年次大会というのは年に一度のお祭りでもあります。こういう機会を逃しますとなかなか会うことの出来ない方々もご参加いただいておりますので、是非この機会をご利用いただきまして、お酒を飲みながら有意義な懇談で楽しい一時を過ごしていただきますよう願っております。大学院生諸氏おかれましても、この機会を利用して交流を深め、新しい世界を広げていただけるよう願っております。多くの先生方の懇親会へのご参加を心待ちにしております。
何分にも不慣れな者が準備委員会のヘッドとして座っております。先生方には何かとご不便をおかけすることがあるやも知れませんが、その節は不慣れさに免じてお許しを願えれば幸いです。
1998年 9月
日本性格心理学会第7回大会
準備委員長 荘厳 舜哉
大会行事へのご案内
本大会では、「研究発表」、「総会」、「公開シンポジウム」、「懇親会」、「公開講演」、「ラウンドテーブル」がおこなわれます。(以下、開催順)
大会1日目の9月9日(水)および2日目の9月10日(木)の両日、午前10:00〜12:00に、1階「展示室」においてポスター形式による研究発表がおこなわれます。責任在席時間は、プログラムの発表番号にAの記号がついている発表者が10:00〜11:00、Bの記号がついている発表者が11:00〜12:00です。
大会1日目の9月9日(水)午後1:00〜2:00に、2階「中ホール」にて総会を開催します。
大会1日目の9月9日(水)午後2:20〜5:00に、「中ホール」にて大会準備委員会企画の公開シンポジウムを開催します。
大会1日目の9月9日(水)午後5:20〜7:20に、3階「レセプションホール」にて懇親会を開催します。懇親会参加費は5,000円(学生3,000円)となっております。当日のお申し込みを歓迎いたします。
大会2日目の9月10日(木)午後1:00〜2:00に、「中ホール」にて公開講演を開催します。
大会2日目の9月10日(木)午後2:20〜4:20に、1階「集会室」にてラウンドテーブルを開催します。
各種委員会の情報については、当日大会本部が設置する掲示板にてご案内します。
大会参加者へのご案内
大会は二日間とも吹田市文化会館メイシアターにて開催されます。会場までの交通案内と、会場内の案内図は2ページと3ページをご参照ください。
なお駐車は出来ませんので、公共交通機関をご利用ください。
参加者区分 |
大会参加費 |
懇親会参加費 |
論文集代金 |
一般会員 |
4,000円 |
5,000円 |
2,000円 |
学生会員 |
3,000円 |
3,000円 |
2,000円 |
非会員一般 |
5,000円 |
5,000円 |
2,000円 |
非会員学生 |
3,000円 |
3,000円 |
2,000円 |
(1)論文集: 予約購入制になっておりますが、大会当日でもお求めいただけます。部数に限りがありますので、お早めにお求めください。
(2)懇親会: 大会1日目の9月9日(水)午後5:20より、懇親会を開催いたします。当日の申し込みも受け付けます。ぜひご参加ください。
場所: メイシアター2階 「中ホール」ホワイエ
時間: 大会1日目 9月 9日(水) 午前9:30〜午後5:00
2日目 9月10日(木) 午前9:30〜正午
(2)大会委員と学生はピンク色の名札をつけております。会場案内や忘れ物などお尋ねください。
研究発表のご案内
大会スケジュール
(クリックすると別のブラウザページに表示します)
大会準備委員会企画
公開シンポジウム 「文化とパーソナリティ」
9月9日(水) 午後2:20〜5:00 2階「中ホール」
司会公開講演 「IQから社会的かしこさへ」
9月10日(木) 午後1:00〜2:00 2階「中ホール」
司会
詫摩 武俊 氏(東京国際大学)演者
木下 富雄 氏(甲子園大学)
企画 山崎 晴美 氏(日本大学)話題提供者
杉山 憲司 氏(東洋大学)
ネットワークとノート型パソコンによる授業改善中澤 清 氏(関西学院大学) CAI教材を用いた心理学実験
松田 浩平 氏(文京女子大学) ネットニュースを用いた研究交流
村上 宣寛 氏(富山大学) なぜインターネットに参加したか
山崎 晴美 氏(日本大学) 性格心理学会のインターネット活動
芳野 郁朗 氏(早稲田大学) インターネットメール使用に関する注意点
ポスター発表
大会1日目 9月9日(水) 午前10:00〜12:00 1階「展示室」
1A |
青年の愛着と対人関係 |
早稲田大学大学院人間科学研究科 |
松村 和恵 |
18 |
1B |
大学生のアタッチメントと 対人不安の関係 |
早稲田大学大学院人間科学研究科 |
関野 ゆき |
20 |
2A |
関係性を通してみた青年期の
アタッチメント |
早稲田大学大学院人間科学研究科 |
松岡 陽子 |
22 |
2B |
IWMと関係の予測 |
早稲田大学大学院人間科学研究科 |
酒井 厚 |
24 |
3A |
双生児の互関係−TAT9GF図版からの考察1− |
東邦大学医療短期大学 |
小島 潤子 |
26 |
3B |
双生児法による性格の研究(1) |
慶應義塾大学文学部 |
安藤 寿康 |
28 |
4A |
双生児法による性格の研究(2) |
慶應義塾大学医学部 |
|
30 |
4B |
双生児の競争意識について |
青山教育研究所 |
天羽 幸子 |
32 |
5A |
対人関係における成果評価とパーソナリティ特性 |
東京大学総合文化研究科 |
相沢 寛史 |
34 |
5B |
ロビンソン・クルーソー(クロイツナーエル)はどんな性格だったか |
文京女子大学人間学部 |
大村 政男 |
36 |
6A |
自己決定傾向尺度作成の試み |
早稲田大学大学院人間科学研究科 |
芳野 郁朗 |
38 |
6B |
創造的態度の測定尺度に関する研究 |
愛知工業大学工学部 |
林 文俊 |
40 |
7A |
学習場面における目標設定とパーソナリティ特性の関連 |
早稲田大学大学院人間科学研究科 |
井原 由貴 |
42 |
7B |
ライフイベントとパーソナリティ特性の関連 |
お茶の水女子大学大学院 |
内藤 まゆみ |
44 |
8A |
対人認知とその好嫌い |
早稲田大学大学院人間科学研究科 |
石坂 大志 |
46 |
8B |
包括的システムにおけるロールシャッハ変数の時系列的安定性 |
関西大学社会学研究科 |
小西 宏幸 |
48 |
9A |
主要5因子性格検査システムの制作 |
富山大学教育学部 |
村上 宣寛 |
50 |
9B |
青少年におけるパラノイド性格傾向と欲求不満解決における攻撃の実行可能性 |
早稲田大学大学院人間科学研究科 |
栗原 啓 |
52 |
10A |
「神経症性うつ病」女性の治療例 |
龍谷大学社会学部社会福祉学科 |
森本 美絵 |
54 |
10B |
配偶者喪失に伴う悲嘆反応の尺度化の試み |
白百合女子大学文学部 |
林 洋一 |
56 |
大会2日目 9月10日(木) 午前10:00〜12:00 1階「展示室」
11A |
一般人口における解離性症状と演技性・境界性パーソナリティとの関連性の検討 |
日本学術振興会特別研究員 |
井沢 功一朗 |
58 |
11B |
EQテストによる青年特性の
研究(1) |
文教大学人間科学部 |
橋本 泰子 |
60 |
12A |
性度と性的ステレオタイプ受容による適応度についての一考察 |
早稲田大学大学院人間科学研究科 |
青木 弥生 |
62 |
12B |
子どもの嫉妬の親側要因(V) |
PL学園女子短期大学初等教育学科 |
芳賀 久貴 |
64 |
13A |
児童の「自己統制」とその規定要因の検討 |
日本学術振興会特別研究員・ |
中田 栄 |
66 |
13B |
日常の経験に基づく「あがり」現象の生起因・対処法の探求−3− |
関西学院大学大学院文学研究科 |
有光 興記 |
68 |
14A |
大学生の教師権威の概念化 |
愛知学院大学情報社会政策学部 |
二宮 克美 |
70 |
14B |
大学生における「無我」概念のイメージ |
早稲田大学文学部 |
越川 房子 |
72 |
15A |
教師のバーンアウト |
昭和女子大学大学院生活機構研究科 |
金子 百恵 |
74 |
15B |
あだ名の研究(3)教師のあだ名と根拠 |
福井大学 |
大野木 裕明 |
76 |
16A |
成人女性のみた夫・自分・娘の性格認知 |
広島文教女子大学文学部 |
秋山 幹男 |
78 |
16B |
大学生が抱く「男らしさ」「女らしさ」のイメージ |
明治学院大学文学部 |
飯野 晴美 |
80 |
17A |
相性に関する研究 |
早稲田大学人間科学部 |
桂 とも子 |
82 |
17B |
PDMを用いた親しさ対人ネットワークの記述 |
東京都立大学人文科学研究科 |
野崎 端樹 |
84 |
18A |
攻撃性に及ぼすコラージュ作成の効果 |
女子美術大学 |
前田 基成 |
86 |
18B |
内山喜久雄試案にもとづくEQテストの研究(II) |
富士短期大学 |
浮谷 秀一 |
88 |
19A |
EQ概念の基礎的研究 |
富士短期大学 |
岡村 一成 |
90 |
日本性格心理学会第7回大会準備委員会
委 員 長
荘厳 舜哉(大阪学院大学)
事務局長
谷口 高士(大阪学院短期大学)
委 員
伊田 行秀(大阪学院短期大学)
上原 明子(大阪成蹊女子短期大学)
加納 真美(甲南女子大学文学研究科)
亀島 信也(関西福祉科学大学)
竹内 伸宜(神戸海星女子学院短期大学)
田辺 毅彦(PL学園女子短期大学)
中 則夫(大阪学院大学)
(以上50音順)
杉本 美穂(大阪学院大学・荘厳研究室)
大会準備委員会事務局
〒564-8511 大阪府吹田市岸部南 2-36-1
大阪学院大学人間行動研究室内
日本性格心理学会第7回大会準備委員会
電話 06-381-8434(内線5432)