公開シンポジウム
第1日(9月18日) 14:00 〜 15:30 114中講義室
育英短期大学保育学科+性格心理学会インターネット運用委員会共催
子どもの発達や性格をどのようにとらえるか
企画趣旨
心理学研究ではデータを収集・分析し、結果を解釈するなどの過程をたどって研究が進められる。データを公表し、時に理論の形で成果を問う。結果に対する討論や考察を経て正確性、有用性をさらに高めてゆく。学問は、この繰り返しで成り立っていると言えよう。 そこで、乳幼児発達研究、性格研究、情報を得る新しいツールとしてのインターネットを利用した研究、これら3つの立場から研究の現状と課題などについて話題提供していただく。これらを素材として、子どもの発達や個性のとらえ方、そのためのデータの集め方、データの解釈の仕方、さらには研究情報の共有化の可能性などについて検討したい。
本シンポジウムは、育英短期大学保育学科との共催で、会員外も参加できる公開の企画である。したがって、学生が聴いても理解でき、討論に加われることを前提とする。と同時に、学問的に最先端で、有意義なシンポジウムをめざしたい。
話題提供者
保育の場にみる子どもの発達と変容
ほとんど出産直後から、十分な養育関係、対人的・言語的・文化的発達条件を持たずに育ち、重度の発達遅滞に陥った姉と弟の、その後の発達過程及びその対照児や兄弟姉妹らの発達過程を比較して、子どもの成長や性格形成の問題を考えてみる。
(財)発達科学研究教育センター 藤永 保
性格研究の立場から
日常的場面あるいは保育場面でなされているような素朴な性格の把握と、一般的な心理学的研究による性格の把握を、比較検討し、これからの性格研究の方法について模索する。
山梨大学 尾見康博
インターネット情報利用の立場から
現在、メール、WWW,FTP,ニュース配信などの様々な方法で、インターネットを介した研究情報の交換・配信が行われている。ここでは、これらの活動を紹介するとともに、インターネットを用いたデータの収集・研究交流の可能性についても検討してみたい。
日本大学 山崎晴美
企画:育英短期大学 手島茂樹
企画・司会:東洋大学 杉山憲司
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