● 小講演


小講演1 (1112日(土):13:0014:00 G1大教室)

「パーソナリティ研究の最前線(1)」

演題:「パーソナリティ研究への力学的アプローチ:モデル構築と測定」

講演趣旨:
 心理学に対する力学的アプローチでは,評価や心情などを,時と共に変化しつつ,均衡を保つ一つの包括的なシステムとして概念化する.まず,パーソナリティ研究に対する力学的なアプローチの貢献をNowak & Vallacher (2002)らの知見を中心に紹介する.その後,動的な測定を目的として開発されたマウス・パラダイムについて解説し,パーソナリティ研究への応用の可能性について議論する.

話題提供者: 森尾博昭(東京大学)
司会:    潮村公弘(岩手県立大学)


小講演2  1112日(土):13:0014:00 G2大教室)

「パーソナリティ研究の最前線(2)」

演題:「ポジティブ心理学から見た新しい「パーソナリティ」の提案
−人間のポジティブな人格特性(character strengths)について−」

講演趣旨:
 近年、ポジティブ心理学が注目され、人間が持つポジティブな感情や特性に関心が高まっている。なかでも、Peterson & Seligman (2004)が提案した、人間のポジティブな特性(character strengths)に関する尺度(VIA-ISValues In Action Inventory of Strengths)は、全人類に共通するポジティブな人格特性として考案され、議論を呼んでいる。
 本発表では、ポジティブ心理学の流れと、VIA-ISの背景と成り立ち、および日本版VIA-ISについて紹介させていただき、パーソナリティ研究に関する意義と、今後の可能性について考えてみたい。

話題提供者: 大竹恵子(東北学院大学)
司会:    堀毛裕子(東北学院大学)



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